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校長メッセージ

保育を目指す皆さんへ

「教え子」と言う言葉があります。
しかし、子どもに教えられる事の方がなんと多いことでしょう。

私とKちゃんのお弁当にまつわるエピソードです。
かつての職場にkちゃんという小学校3年生の女の子がいました。
Kちゃんの家庭は、経済的にも時間的にもKちゃんにお弁当を用意することが難しい状況でした。そんな時、あるクラブに最年少でチーム入りし、強化試合のため地方遠征をすることになりました。

私はKちゃんに「お弁当は私が作っていくから、持ってこなくていいよ」と、他のメンバーにわからないようにそっと伝えました。
「え…いいの?」と一瞬喜んでくれたのですが、ちょっと間があってKちゃんはこう言いました。「じゃ…先生、おかず作ってくれる?私、先生の分のおにぎり作ってくるから、交換して食べよう!」と提案。
私の気持ちに心を配り、自分自身に対しては甘えてばかりいてはいけないと考えたのです。

日頃は甘えん坊のKちゃん、この日は違っていました。
遠征当日、Kちゃんは梅干の入ったおにぎりを、私は渾身の卵焼きをそれぞれ持ち寄って2人で分け合って食べました。なぜか、丸ごと全部のお弁当を渡すよりも心の中は幸せな気持ちで満たされました。
自分のしたことが善意であったとしても、相手にとって一方的であることは、結局、相手を尊重していないことになり、自己満足にしかならないことを教えられました。
分かち合うことの喜びの大切さを教えてくれたのは8歳の女の子だったのです。

子どもは日々成長し、考え、私達大人を驚かせ、時に飛び越えていく生きる力に満ち溢れた存在です。
その子どもたちと関わる保育・教育の仕事は、子どもの成長を喜びとする仕事であり、「楽しく、面白く、そして難しい」ものでもあります。

この「楽しく、面白く、そして難しい」を知る学びを、明日佳幼児教育専門学校で始めませんか。

学校長 田村 充子